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2022.08.19

家族葬と直葬の違いは?内容の比較や選び方を詳しくご紹介

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こんにちは。近くて小さい家族葬です。

 

皆さんは、家族葬と直葬(火葬式)の違いをご存知でしょうか。

これらはどちらも一般葬に比べると規模の小さな葬儀ですが、その内容は大きく異なります。

 

では、具体的にはどのような違いがあるのでしょうか。

 

今回は、家族葬と直葬について、それぞれの特徴や流れを比較しながら、その違いをご紹介していきます。

家族葬と直葬の違いは?内容や費用を比較

葬儀には、いくつかの形式があります。

従来は、生前の故人と親交のあった多くの方に参列してもらう、一般葬という形式が主流でした。

 

しかし、近年では社会背景や価値観の変化から、「より小規模な形式のお葬式でゆっくり故人を見送りたい」という考えのもと、家族葬を選ばれる方が増加しています。

また、ここ数年は新型コロナウイルスの影響もあり、直葬・火葬式を選択する方も増加傾向に。

 

実際に、株式会社鎌倉新書による『お葬式に関する全国調査』2015〜2020年・2022年によると、実施した葬儀の形式は、2015年には家族葬が31.3%、直葬・火葬式が5.9%であったものの、2022年には家族葬55.7%、直葬・火葬式11.4%となり、大幅に増加していることがわかります。

家族葬の増加の背景については「家族葬が増加している理由や背景は?行うメリットもご紹介」もご覧ください。

 

このように、増加傾向にある家族葬と直葬。

それぞれの特徴と違いを確認していきましょう。

家族葬と直葬の特徴

家族葬および直葬は、それぞれ次のような葬儀の形式を指します。

  • 家族葬:家族や親族、親しい友人など、故人の近親者のみで通夜・告別式を執り行う、小規模な葬儀のこと
  • 直葬:通夜や告別式などの宗教儀式は行わず、火葬だけを行う葬儀のこと

 

家族葬では、身内だけで通夜や告別式を執り行い、故人を弔います。

一般葬のように遠い親戚や会社関係者をお呼びしないため、喪主やご遺族が参列者の対応に追われることがなく、ゆっくりと故人を見送れる点が、家族葬の魅力です。

葬儀の流れに一般葬との大きな違いはなく、規模の小さなお葬式だと考えると良いでしょう。

 

一方の直葬では、通夜や告別式などといった儀式は一切行いません。

故人のご遺体は、安置した場所から直接火葬場に運び、家族や近しい親戚だけで火葬を見送ります。

家族葬と直葬の費用

家族葬と直葬では、かかる費用に大きな違いがあります。

それぞれの相場費用は、次の通りです。

  • 家族葬の費用相場:100万円前後
  • 直葬の費用相場:20万円前後

 

家族葬では、参列者の人数が少ない分、一般葬に比べると費用を抑えることができます。

しかし、通夜や告別式を行うための費用は必要であり、その費用相場は100万円前後となっています。

 

直葬の場合、通夜や告別は行わないため、その費用は必要ありません。

必要なのは、火葬費用や棺代、ご遺体の運搬費用など、必要最低限のものやサービスのみ。

よって、家族葬よりも費用を抑えることができ、費用相場は20万円前後となります。

 

ただし、葬儀社や葬儀場、プランなどによって実際にかかる費用は大きく異なります。

「請求金額が予想よりも高かった」というようなことのないよう、事前の見積もりはよく確認するようにしましょう。

家族葬と直葬の流れ

家族葬と直葬で大きく異なるのが、葬儀の流れです。

それぞれの流れを確認していきましょう。

家族葬の流れ

一般的な家族葬は、次のような流れで行われます。

  1. ご臨終
  2. お迎え・安置
  3. 納棺
  4. 通夜
  5. 告別式
  6. 出棺
  7. 火葬・骨上げ
  8. 遺骨供養・初七日法要

 

家族葬に限らず葬儀全般では、ご臨終後にご遺体をお迎え・安置して納棺します。

ご遺体の搬送や安置、納棺は全て葬儀社が行うため、ご臨終後にはまず葬儀社に連絡し、お迎えの手配を行いましょう。

 

その後、喪主やご遺族を中心に通夜・告別式の準備を進め、斎場や自宅で1日目に通夜、2日目に告別式を執り行います。

告別式の後には火葬場に移って火葬・骨上げを行い、遺骨を持ち帰って供養を行います。

この時、初七日の法要も済ませることが多いです。

 

この流れは、一般葬とほとんど変わりません。

しかし、家族葬の場合、通夜を省略して告別式だけを行うケース(一日葬)も見られます。

 

家族葬の詳しい流れについては、下記のコラムもご参考ください。

家族葬の流れを解説!家族がすべき役割も知っておこう

直葬の流れ

次に直葬の流れを確認していきましょう。

直葬は、次のような流れで行われます。

  1. ご臨終
  2. お迎え・安置
  3. 納棺
  4. 出棺
  5. 火葬・骨上げ
  6. 遺骨供養・初七日法要(※行う場合)

 

納棺までの流れは、家族葬も直葬も同じです。

 

ただし、前述の通り、直葬では通夜や告別式は行いません。

そのため、納棺後には安置場所から直接火葬場に移動し、ご遺体を火葬することになります。

 

火葬の前には炉の前で僧侶によってお経をあげてもらうことが多く、家族や親戚はそこで故人にお別れをします。

火葬後に遺骨を持ち帰ってからの供養や法要は、行うことも行わないこともあるようです。

 

直葬の主要な注意点のひとつが、直葬の場合でもご遺体の安置場所は必要だということ。

その理由は、人が亡くなってから24時間以内に火葬・埋葬することは法律で禁止されているためです。

直葬で見送る場合でも、最低1日は遺体を安置する必要があり、安置には自宅や葬儀社の安置場所を利用することになります。

家族葬か直葬か選ぶ基準は?

では、家族葬にするか直葬にするか悩んだ場合、何を基準に葬儀の種類を決めれば良いのでしょうか。

ここからは、葬儀の種類を決めるポイントについて解説していきます。

選択のポイント

執り行う葬儀の種類は、次のポイントを基準にして決めることをおすすめします。

  • 故人の遺志、ご遺族の希望
  • 故人の交友関係
  • 周囲の理解
  • 葬儀費用
  • 準備の手間

 

葬儀の種類や内容は、故人の遺志やご遺族の希望を踏まえて決めることが大切です。

もし、故人が終活をしていて、エンディングノートや遺言で葬儀についての希望を遺している場合には、できるだけそれを尊重するようにしましょう。

 

さらに、故人の交友関係も、重要なポイント。

交友関係が狭いようなら家族葬や直葬が選択肢に上がるでしょうし、交友関係が広いようなら、直葬よりも家族葬、家族葬よりも一般葬が適しているかもしれません。

また、周囲から理解を得られるかどうかも重視し、周りの全ての人が納得できる形での葬儀を目指しましょう。

 

そのほか、葬儀にかかる費用や準備の手間なども含め、総合的に判断するのがおすすめです。

家族葬・直葬のメリット・デメリット

葬儀の種類を決める際には、それぞれの葬儀におけるメリット・デメリットを知ることも大切です。

最後に、家族葬と直葬のメリット・デメリットをご紹介します。

家族葬のメリット・デメリット

家族葬には、次のようなメリット・デメリットがあります。

 

【メリット】

  • 故人とゆっくりお別れする時間を取ることができる
  • 多数の参列者対応が不要で、喪主やご遺族への負担が少ない
  • 希望を葬儀に反映させやすい
  • 一般葬に比べ費用を抑えられる

 

【デメリット】

  • 葬儀に参列できない人が出る
  • 周囲の理解が得られないことがある
  • 参列者が少ない分、香典も少なくなる
  • 弔問対応に追われることがある

 

家族葬は、喪主やご遺族の負担が少なく、参列者全員が故人とのお別れの時間をゆっくり過ごせる点が最大のメリットです。

身内だけで執り行うため希望を反映させやすく、一般葬と比べると費用を抑えることも可能です。

 

しかし、家族葬には、喪主やご遺族から参列の依頼を受けた人だけが参列します。

そのため、参列の依頼を受けていない人は、参列したくても参列することができません。

 

この点について、周囲からの理解を得られないことや、後日弔問客が殺到することも考えられます。

訃報を知らせた相手の参列や弔問を辞退する場合には、相手の気持ちを考えるマナーを大切にしましょう。

 

また、家族葬では参列者が少ないぶん香典も少なく、そもそも香典自体を辞退するケースが多く見られます。

香典を葬儀費用に充てることを検討している場合は注意が必要です。

 

家族葬のメリット・デメリット、また伝え方のマナーについては、下記のコラムもあわせて参考にしてみてくださいね。

家族葬とは?特徴や流れ、メリット・デメリットを詳しく解説!

家族葬の案内の伝え方を解説!伝える内容やマナーとは

直葬のメリット・デメリット

直葬には、次のようなメリット・デメリットがあります。

 

【メリット】

  • 費用を抑えられる
  • 通夜・告別式の準備がなく、喪主やご遺族への負担が少ない

 

【デメリット】

  • 故人と十分なお別れの時間が取れない
  • 周囲や寺院の理解が得られないことがある

 

直葬は、費用を大幅に抑えることができる点が大きなメリットです。

また、通夜や告別式の準備が必要ないため、喪主やご遺族の負担も軽減することができます。

 

一方で、直葬では故人と十分なお別れの時間を取ることができません。

安置している間もお顔を見ることが難しいケースが多いです。

 

また、儀式を執り行わないことについて周囲の理解が得られず、中にはお墓への納骨を断る寺院も。

直葬を検討する場合は、周囲や寺院へ事前に相談しておくようにしましょう。

家族葬と直葬の違いは通夜・告別式の有無

故人の近親者だけで執り行う葬儀を家族葬、通夜や告別式などの儀式を行わず火葬だけを行う葬儀を直葬と呼びます。

 

家族葬と直葬はどちらも一般葬と比較して費用を抑えやすく、その相場は家族葬が100万円前後、直葬が20万円前後となっています。

 

家族葬・直葬・一般葬など、執り行う葬儀の種類は、費用面はもちろん、故人・ご遺族の希望や故人の交友関係、周囲の理解などさまざまなことを踏まえて決める必要があります。

それぞれの葬儀のメリット・デメリットも把握し、周りとも相談して、後悔のない葬儀を実施するようにしましょう。

 

近くて小さい家族葬では、24時間365日葬儀に関するご相談に無料で対応しております。

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