こんにちは。近くて小さい家族葬です。
家族や親族が亡くなった時、ご遺族がまず行わなくてはならないのが、葬儀を任せる葬儀社選びです。
葬儀社によって葬儀への対応や費用は異なるため、納得のいく葬儀を執り行うためには、葬儀社を慎重に選ぶ必要があります。
とはいえ、大切な人が亡くなった時には心が追いつかず、何も手に付かないという方が多いもの。
そんな状況でも後悔のない葬儀社選びを行うには、事前に葬儀社の選び方について知っておくことが大切です。
そこで今回は、家族葬の葬儀社選びについて、選ぶタイミングや選び方のポイントなどを詳しくご紹介します。
目次
家族葬で葬儀社を選ぶタイミングはいつ?
ごく近しい人だけで故人を見送る形式のお葬式を、家族葬と呼びます。
家族葬には、家族や親族、親しい友人などが参列し、故人を見送ります。
一般葬に比べ、規模が小さい点が家族葬の特徴です。
そのため、喪主やご遺族を含めた全ての参列者が、故人とのお別れの時間をゆっくり過ごすことができます。
家族葬で葬儀社を選ぶタイミングは、次の2種類に分けられます。
- お亡くなりになってすぐ
- 生前
死亡が確認された後、ご遺体は速やかに葬儀場や自宅などの安置場所へと移さなければなりません。
ご遺体の安置場所への搬送は、葬儀社が請け負います。
そのため、ご遺族は故人がお亡くなりになってすぐ、葬儀社を選ばなければなりません。
とはいえ、ご遺体の搬送を請け負った葬儀社に、必ず葬儀も依頼しなければならないわけではありません。
搬送だけをお願いし、葬儀は別の会社に依頼するケースもあります。
搬送から葬儀まで同じ会社に依頼した方がスムーズではありますが、搬送時の対応やサービスによっては、その後改めて葬儀を任せる葬儀社を決めるというのもひとつの手でしょう。
しかし、亡くなってから葬儀までは、長くても数日しかありません。
すぐに葬儀の準備を始めなければならないため、葬儀を任せる葬儀社もなるべく急いで決める必要があります。
病院から葬儀社を紹介されることもあります。
また、自分が亡くなった後の家族の負担を軽くしたり、自分の思い描く葬儀を実現したりするために、終活として、生前から葬儀社選びを行う方も多くいらっしゃいます。
生前に自分自身で葬儀社や葬儀の内容を決めていた場合には、そのことを事前に話したりエンディングノートなどに記したりして、亡くなった後に必ず家族に伝わるようにしておくことが大切です。
家族葬の事前相談については、「家族葬は事前相談が安心!メリットや相談の流れもチェック」も参考になさってください。
家族葬を行なう葬儀社の選び方のポイント
葬儀社は、主に次の5つのタイプに分けられます。
- 専門の葬儀社
- 冠婚葬祭業者
- 葬祭業周辺業者(墓地、仏壇業など)
- 異業種(ホテルや自治体など)
- 互助会・共済 など
この中には、全国展開の葬儀社も地域の葬儀社も存在します。
また、自社の斎場を持つ葬儀社も持たない葬儀社もあり、その種類や特徴は多様です。
これらの葬儀社は、会社によって葬儀の内容やサービス、スタッフの対応、料金などが大きく異なります。
そのため、納得のいく葬儀を執り行うには情報収集が重要です。
時間がない中でもしっかりと調べ、できるだけ複数社を比較するようにしましょう。
葬儀社を選定・比較する際には、次の6つのポイントに着目するようにしてください。
- 明確な見積もりを提示してくれるか
- 選択肢を提示してくれるか
- スタッフの対応が丁寧か
- 予算によって対応が変わらないか
- 契約を急かすことはないか
- 余裕のある支払い期日が設定されているか
詳しくご紹介します。
①明確な見積もりを提示してくれるか
葬儀の見積もりは、項目ごとに明確に出してもらわなければなりません。
プランで提示されている場合でも、そのプランには何が含まれるのか、細かく記載・説明してくれる葬儀社を選びましょう。
細かく見積もりが出ていないと、後から予想外の追加料金が必要になる恐れもあります。
見積もりは、金額だけでなく項目や内容についても精査することが大切です。
②選択肢を提示してくれるか
何かを決める際に、「これしかない」と言うのではなく、複数の選択肢を提示してくれるかどうかも、良い葬儀社を選ぶ方法のひとつです。
選択肢を示し、お客様側の希望をきちんと聞いてくれる葬儀社を選べば、希望に沿った葬儀を実現できる可能性が高いです。
③スタッフの対応が丁寧か
葬儀社のスタッフの対応については、見積もりの際はもちろん、ご遺体の搬送の際もよく見ておく必要があります。
その上で、全てのスタッフがご遺族や故人に対し丁寧に接してくれる葬儀社を選びましょう。
雑な対応が目につくような場合、その葬儀社はおすすめできません。
④予算によって対応が変わらないか
葬儀社の中には、低予算だったり規模の小さい葬儀形式を選んだりした際に、対応が雑になる会社もあるようです。
予算や葬儀の規模で対応を変えず、常に親切・丁寧に接してくれる葬儀社を選びましょう。
⑤契約を急かすことはないか
見積もりを取った際にすぐに契約しようと急かす葬儀社は、あまりおすすめできません。
よく考えたり他の葬儀社と比較したりする余地をお客様に与えない点で、信頼できるとは言えないからです。
中には、今契約しないと割引ができないなど理由をつけて契約を急がせる会社もあるので、気をつけるようにしましょう。
⑥余裕のある支払い期日が設定されているか
葬儀費用は葬儀後に支払いますが、葬儀直後は片付けや手続きで何かと忙しいものです。
それを踏まえ、葬儀社は余裕を持って支払期日を設定してくれているところを選んだ方が良いでしょう。
近年では、支払期日は、葬儀後1週間程度に設定されるのが一般的です。
確実にすぐ支払いを行える場合には、葬儀後すぐに支払い期日を設定している葬儀社を選んでも構いませんが、焦ることのないよう、できるだけ余裕を持っておいた方が安心です。
家族葬の葬儀社を選ぶ前に確認すべきこと
家族葬の葬儀社を選ぶ際には、まず次の3点について確認しておきましょう。
これらの点を明確にしておくことで、葬儀社やプランの選定は進めやすくなります。
予算
葬儀の予算や規模は、葬儀準備の基本事項です。
予算と規模によって、葬儀を執り行う場所やプランは変わるので、まずは予算と規模について明確に決めておくようにしましょう。
葬儀に呼ぶ人、訃報を知らせる人
通夜や告別式に来てもらうため、葬儀の知らせはなるべく早く行わなくてはなりません。
葬儀の規模を確定するためも、誰を葬儀に呼ぶか確認し、速やかに電話連絡を行ってください。
家族葬の場合、訃報だけを知らせて参列はしてもらわない人もいます。
誰に訃報を知らせるかについても確認し、参列を辞退する場合には家族だけで見送る旨を伝えるようにしましょう。
家族葬にお呼びする範囲や家族葬の伝え方については、下記のコラムでも詳しくお話ししております。
あわせて参考にしてみてくださいね。
家族葬はどこまで呼ぶ?迷った際の決め方や声掛けのポイントを紹介
宗派
日本のお葬式は、ほとんどが仏式です。
しかし、仏教にはさまざまな宗派があり、それによって焼香や読経の方法が異なるため、家の宗派は何なのか事前に確認しておく必要があります。
葬儀社選びの注意点は?選び方を間違った際のリスクも確認
葬儀社の選び方や葬儀の準備の進め方を誤ると、納得感を得られる葬儀が行えない可能性があります。
特に注意したいのが、次の2点です。
追加料金の発生
葬儀社の見積もりが明朗でなかったり、説明が十分でなかったりした場合、後から予想外の追加料金を請求されてしまうことがあります。
葬儀費用が予算をオーバーすることのないよう、葬儀費用や追加料金については事前によく確認しておくことが大切です。
希望と実際の葬儀内容との相違
葬儀社と契約してから希望の葬儀に対応できないことが判明したり、実際の葬儀が希望と違っていたりして、トラブルに発展するケースが見受けられます。
葬儀の希望についてはできるだけ明確にしておき、契約前に対応可能か葬儀社に確認するようにしましょう。
料金や葬儀の内容については、葬儀社スタッフと慎重に打ち合わせを重ね、できるだけ複数人で打ち合わせに参加することがおすすめです。
「家族葬で起こり得るトラブルと対処法、未然に防ぐ方法をご紹介」もあわせてご覧ください。
家族葬の葬儀社は選び方が重要!信頼できる会社を選んで
家族葬の葬儀社は、故人が亡くなってすぐにご遺族が決めることが多いです。
ご遺体の搬送や葬儀まであまり時間がない中で葬儀社を決めることになりますが、その際には、見積もりの明確さやスタッフの対応をよく確認し、できるだけ複数社を比較するようにしましょう。
また、葬儀社を決める前には、予算や葬儀に呼ぶ人、宗派などを確認しておくことも大切です。
これにより、見積もりや契約の手続きをスムーズに進めやすくなります。
生前にご自身で葬儀社を決めておくこともできます。
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