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2025.03.11

【葬儀の席順の決め方】基本ルールや家族葬の場合の注意点を解説

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葬儀では、席順にも深い意味があります。

喪主になったら、遺族や親族、関わってくれた方々に失礼のないよう、席順の決め方についても正しいマナーを知っておくことが大切です。

「孫の嫁はどこに座るの?」

「嫁いだ娘は親族席でいいの?」

「席順は年齢順?男性優先?」

など、葬儀の席順には、細かい部分で迷われる方も多いと思います。また家族葬の場合の席次の考え方や、席順と焼香の順番の関係性についてもあわせて解説しますので、ぜひ参考にしてください。

【葬儀の席順の決め方】基本ルールや家族葬の場合の注意点を解説

葬儀の席順の基本

ここでは、葬儀の席順の基本的なマナーをお伝えします。

親族席と一般席に分かれている

基本的に、葬儀会場は祭壇に向かって通路が設けられており、左右2つのブロックに分かれています。そのうち祭壇に向かって右側が親族席左側が一般席となっています。

上座と下座がある

葬儀の席にも上座と下座があります。祭壇から近い方が上座となるため、親族席と一般席のいずれも、通路側が最上座となることを覚えておきましょう。

故人と関係の深い順に座る

葬儀の席順は、故人と関係性の深い方から順番に、祭壇に近い上座から座るのがマナーです。そのため、親族席側は喪主を筆頭に「喪主→ご家族→ご親族」のように血縁が近い順に座り、一般席は「世話役代表→友人・知人→会社関係者」を基本に、故人との関係性を重視して座っていただきます。

喪主が配偶者でない場合は配偶者が最上座に座る

基本的には、喪主が最上座に座りますが、配偶者が年長で代わりに長男が喪主を務める場合など、配偶者=喪主でないケースもあると思います。その場合は、喪主ではなく配偶者が最上座に座ることになるため注意が必要です

親族席の席順の決め方

親族席の席順は、「喪主→ご家族→ご親族」となります。親族とは法律上、6親等までの血族と、3親等までの婚族のことを言います。そのため、親族席に座る人の対象は、以下の人たちとなります。

親族席に座る人の範囲

・6親等までの血族 

父母・子供、兄弟・孫・祖父母、叔父・叔母・曾祖父母・曾孫・甥姪・祖父母の兄弟の子供・兄弟の4世代後の子供・故人の6世代後の子供・叔父(伯父)・叔母(伯母)の3世代後の子供 

・3親等までの婚族 

義理の曾祖父母、義理の甥・姪、 義理の叔父・叔母 

親族席の決め方の基準はいくつかある

喪主を最上座とすることは共通ですが、それ以外の親族席の決め方にはいくつかのルールがあり、どのルールを採用するかは、地域やご家族によっても異なります

1.同一世帯ごとに座る

葬儀では、同一世帯ごとに座ることが一般的です。たとえば、故人の子供が2人いた場合、2人ともが結婚し世帯を持っていたとしたら、「長男→次男→長男の妻→次男の妻…」と座るのではなく、「長男→長男の妻→子供1→子供2→次男→次男の妻→子供1」のように、同一世帯ごとに座ることが基本となっています。

2.本家を優先する

現在、法律上は本家・分家の区別はなくなっていますが、葬儀の席次においては、本家・分家を区別して本家を優先的に上座に配置する場合もあります。本家とは、親族の中心となる家のことで、長男の家族が本家を継ぐことが多くなっています。

3.年長者を優先する

葬儀の席次を決める際に、年長者を上座とする考え方もあります。たとえば四人兄弟がいた場合、男女の区別なく年齢順に「長女→長男→次男→次女」のように座る考え方です。

4.男性を優先する

年齢に関係なく、男性を優先とする考え方もいまだに残っています。たとえば上記のような4人兄弟だった場合、男性優先の考え方では年齢に関わらず男性が先に座ることになるため「長男→次男→長女→次女」の順番になります。

5.血縁を優先する

遺族(同居の家族)という枠組みを度外視し、血のつながりがある人を優先する考え方もあります。その場合、故人の子供や祖父母、兄弟姉妹など血縁関係にある方々が上座となり、故人の配偶者や故人の子供の配偶者などは下座に座ることになります。

6.同じ姓を優先する

同一姓であることを優先する考え方もあります。たとえば、このルールに則ると、3人の子供のうち、真ん中の子供が結婚して夫(または妻)の姓になった場合は、年齢順では真ん中ですが、葬儀の席次では子供の中の3番目に座ることになります。

上記のルールは、喪主や遺族の考え方、あるいは地域によっても異なります。そのため、葬儀の席次については、事前に親族間でも、よく話し合って決めるようにしましょう

一般席の席順の決め方

次は、一般席の席順の決め方です。世話役がいる場合は世話役代表が最上座となり、その後に「弔辞を読む人」が続くのが通例です。それ以外は、基本的には自由に座ってもらうことになりますが、たとえば、故人の会社関係者だとしたら、故人の上司が一番で、その次に直属の部署の先輩、同僚、後輩といったように、関係性の深い順番で座るのがマナーとなります。

ただ自由となるとみなさん遠慮をされてか、後方から座っていく傾向が強く、前方がぽっかり空いてしまうということも考えられます。そうならないためにも、前につめて座ってもらうよう、アナウンスなどで促すようにするとよいでしょう。席が均等に埋まっている方が、会場全体が落ち着いた雰囲気になり格式高く見えます。

また、小さなお子様連れの方や車いすの方など、特別な事情のある方は、たとえ上座に座る立場の人であっても、何かあった場合にすぐに出やすい席をご案内するなど臨機応変な配慮も必要になります。

家族葬の席順の決め方

家族葬の場合、参列者がそもそも身内中心であることや、アットホームな雰囲気で葬儀が進むことが多いため、席順についてはそこまで厳格ではないというケースも多いです。一般的に、喪主が最上座(親族席の最前列通路側)に座り、その隣に同居の家族が座ったら、それ以降は順不同で詰めて座ることが多くなっています。

家族葬は一般的な葬儀に比べると、自由度が高く、ルールにとらわれず行うことができる葬儀ですので、ご遺族の精神的な負担も少なく済むので、そういった意味においてもメリットの大きい葬儀と言えるでしょう。

焼香の順番は席次と同じ

葬儀では、参列者が一人ひとり祭壇の前で焼香を行います。その焼香を行う順番にもルールがあり、基本的には、「故人との関係性の深い順」となります。つまり、席順が焼香の順番と同じになるわけです。

葬儀において焼香の順番は、後々の親族間トラブルにつながってしまう可能性もあるため、慎重に決める必要があります。何を優先とするかは、あらかじめ親族間でよく話し合い納得のうえで進めていくことをおすすめします。

葬儀の席順で迷ったら、年長者や葬儀社に相談しよう

葬儀の席次は焼香の順番にも関わることです。喪主が独断で決めてしまうと、後々親族間の人間関係に影響してしまう可能性も考えられるため、必ず親族の年長者や葬儀社のスタッフに相談して決めるようにしましょう。

また、葬儀の席次のルールには、喪主や葬儀の世話役が最上座に座るということ以外は、明確なルールが決まっておらず、地域性や喪主・遺族の考え方次第で決めることができます。地域のルールがわからないなどの場合は、地域に根ざした葬儀社に相談することをおすすめします。

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葬儀の席次でよくある質問

最後に、よくある質問をいくつかピックアップしてお伝えします。

嫁に出た娘の席順はどのように考えたらいいですか?

嫁に出たからといって故人の子供であることには代わりがありません。そのため、嫁いだ娘さんは、親族席の上座に座ることが一般的です。ただし、ご遺族によっては、同一姓を優先して席次を決めるなどのルールを設けていることもあるため、その場合はそちらのルールを優先しましょう。

葬儀の席次については、地域ごと、親族ごとのルールが設けられている場合もあるため、親族の年長者や葬儀社に確認しながら決めていくことをおすすめします。

孫の配偶者の席順はどのように考えたらいいですか?

孫の配偶者の場合、故人との関係性はそこまで濃くないため親族席の下座に座ることが一般的です。万が一親族が多く、親族席に座りきれないという場合は、一般席に座ることもあります。

ただし、葬儀の席次については、地域ごと、親族ごとのルールが決められている場合もあるため、親族の年長者や葬儀社に確認しながら決めていきましょう。

欠席者の席はあけておいた方がよいですか?

欠席の連絡が来た関係者の席は、あけずに詰めて座るようにします。30分前までになっても連絡が取れない場合は、喪主や葬儀社で相談して欠席とみなし、席を詰めていただくようご案内する必要があります。特に上座の席は空席があると格式を損なうと考える方も少なくないため、なるべく空席がでないよう、時間を決めて会場整理を行うよう心がけましょう。

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