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2025.01.25

【家族葬の香典辞退】正しい伝え方とタイミングとは?

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参列者を身内など親しい方々に限定して行う家族葬では、ご遺族が香典を辞退するケースも少なくありません。一方で葬儀に参列する方は、香典を持参するものと思っている方がほとんどのため、家族葬で香典を辞退する際は伝え方などに注意が必要です。

今回は、家族葬で香典を辞退する際のマナー香典辞退の正しい伝え方をお伝えします。また、家族葬で香典を辞退する理由についても触れていきますので、香典を辞退すべきか迷っているご遺族の方も、ぜひ参考にしてください。

【家族葬の香典辞退】正しい伝え方とタイミングとは?

まずは、葬儀における香典の意味を理解しておこう

香典は、葬儀などで、会葬者が故人やご遺族へ弔意を示すために贈る金銭のことを言いますが、香典には弔意の表明としての役割のほかに、「このお金を、葬儀費用の足しにしてください」というご遺族への金銭援助の意味合いも含まれています

実際、高額な支出が伴う葬儀では、いただいた香典が唯一の収入源となります。つまり、香典を辞退することは、その収入源を失うことになるということを念頭に置いておきましょう。

家族葬で香典を辞退する理由

家族葬で香典を辞退する理由としては、以下のようなものが挙げられます。

香典返しにかかる手間を省きたい

家族葬で香典を辞退する理由のうち、最もよく耳にするのが、「香典返しにかかる手間を省きたい」というものです。そもそも家族葬を選ぶ方は、葬儀にかかるご遺族の負担を軽減し故人とのお別れに専念したいという気持ちが強いため、香典返しの手間を省いて、お気持ちだけいただこうと考える傾向が強くなっています。

参列者の経済的な負担を軽減したい

特に遠方にお住まいのご親族などがいる場合は、葬儀に参列するだけでも交通費や宿泊費がかかってしまいます。身内中心の家族葬では、ざわざ駆けつけていただいたのに、お金までいただくのは申し訳ないというお気持ちから、香典を辞退するケースも少なくありません。

故人の遺志を尊重したい

故人が生前、香典辞退を希望していた場合、ご遺族がその遺志を尊重して香典を辞退するケースもあります。

宗教上の理由から

そもそも香典は仏教に基づく慣習です。故人やご遺族が仏教以外の宗教を信仰していた場合などにも、香典を辞退するケースがあります。

香典辞退を伝えるタイミング

香典辞退を伝えるタイミングは、訃報連絡とあわせて事前に連絡するのが一般的ですが、やむを得ず葬儀当日にお伝えすることもあります。

訃報連絡のタイミングに合わせて伝える

香典辞退の連絡は、なるべく早くするに越したことはありませんので、訃報連絡の際に合わせて伝えるのが一般的です。ただし家族葬の場合は参列者を限定しているため、葬儀に参列いただかない方への訃報は事後報告とするため注意が必要です。家族葬では、訃報を送るタイミングも人によって異なることを念頭においた上で、参列いただく方には、事前の訃報連絡で香典辞退の意向を伝えられるようにしましょう。

家族葬の訃報連絡をするタイミング

葬儀に参列いただく方 → 葬儀の日程や会場が決まってからなるべく早く電話・メール・書面等で知らせるのが一般的 

葬儀に参列いただかない方 → 葬儀後1週間以内を目安に書面で送るのが一般的 

葬儀当日

やむを得ず事前連絡ができなかった場合は、当日葬儀会場に香典辞退の意向を書いた張り紙をするなどの対応を行いましょう。受付がある場合は受付に掲示したり、直接受付の方が口頭でお伝えしてもよいでしょう。

失礼のない香典辞退の伝え方

家族葬で香典を辞退すると決めた場合、伝え方にも注意が必要です。伝え方には、電話・メール・案内ハガキなどがあります。ここでは、それぞれのケースで香典を辞退する際の例文をお伝えします。

香典辞退のフレーズ 例

「誠に勝手ながら御香典は辞退させていただきます。」

「家族の意向により、御香典はご遠慮申し上げます。」 

「故人の生前の意向により、香典は固くご辞退申し上げます。」

訃報で香典辞退の意向を伝える場合

口頭でお伝えするケースとしては、訃報連絡を電話でする際や、葬儀当日に会場で香典辞退の意向をお伝えする際などがあります。

訃報連絡では以下の内容を伝えますが、香典を辞退することが決まっていれば、その旨も併せてお伝えするようにしましょう。

【訃報で伝える内容】 

  • 故人の名前・年齢・ご逝去日 
  • 故人と自分の関係性 
  • 葬儀の日時や場所 
  • 喪主の名前と連絡先 
  • 香典・供物・供花・弔問辞退の意向があれば あわせて伝えましょう

口頭でお伝えする場合は

「誠に勝手ではございますが、故人の遺志により香典は辞退しております。お気持ちだけ受け取らせていただきます」 

 

のようにお伝えしましょう。

 

また、文章でお伝えする場合は、文末に以下の一文を書き添えるとよいでしょう。

「尚 誠に勝手ながら お香典ご供花ご供物等につきましては 辞退させていただきたくお願い申し上げます」

「尚 御香典 ご供花 御供物等は 故人の遺志により 謹んで御辞退申し上げます」 

葬儀当日に香典辞退の意向を伝える場合

葬儀当日に香典辞退の意向を伝える際には、会場内に張り紙を掲示しておきましょう。張り紙に記載する内容は、以下の通りです。

「生前の故人の遺志により 御香典はご遠慮申し上げます  

事前にお伝えできず申し訳ありませんが 何卒ご容赦ください 」 

「故人の遺志により 御香典は辞退いたします」 

 

なお、葬儀の際の文章には句読点をつけないのがマナーです。

張り紙や案内状を作成する際には、句読点の代わりにスペースで文章を読みやすくするように工夫をしましょう。

 

香典辞退を伝える際のポイント

香典辞退の意向を伝える際は、以下のポイントを押さえてきましょう。

香典辞退の意向は早めに伝える

香典辞退の意向は、早めにご連絡をしましょう。訃報の連絡の際にひとこと添える方法が最もスムーズです。案内状に添える場合は、他の文章に埋もれてしまわないよう、文末に書き添えるとよいでしょう

ハッキリと、明確に伝える

香典辞退の意向はハッキリと明確に伝えるようにしましょう。「香典を辞退させていただきたいと考えています」などのような曖昧なフレーズが含まれていると、会葬者を悩ませてしまうことにつがながるので注意が必要です。

供花・供物も辞退する場合は併せて伝える

家族葬では、香典に加えて、供花・供物を辞退する場合があります。その場合も、「香典・供花・供物は固くご辞退申し上げます」などのように、香典辞退の意向とあわせて事前にお伝えするようにしましょう。

 

香典辞退をしているにも関わらず、参列者から香典を渡された場合

香典辞退の意向を事前に伝えたとしても、葬儀当日に香典を持参される方がいるかもしれません。ここでは、そのような場合の適切な対応をお伝えします。

会葬へのお礼と香典辞退の意向を、改めてお伝えする

まずは、ご参列いただいたことへのお礼を述べた上で、香典を辞退している旨をご説明します。「故人の遺志により」などの理由があれば、その理由もきちんとお伝えするようにしましょう。

本日はご多用の中ご会葬いただきありがとうございます。 

恐縮ではありますが、みなさまからの御香典は、故人の遺志により辞退させていただいております。お気持ちだけありがたく頂戴します。本日はありがとうございます。 

辞退の意向を伝えても受け取ってほしいと言われた場合

辞退の意向を伝えても、「どうしても受けってほしい」というお気持ちを強く申し出てくる方がいた場合は、相手のお気持ちを汲みとってお受け取りすることも必要です。頑なに断り続けることは、かえって相手に失礼になってしまうため注意しましょう。

もし受け取ることにした場合は、他の会葬者に不快感を与えないためにも目立たない場所で対応するようにしましょう。また、お受け取りの際には「ご厚意を賜り、ありがとうございます」などの、感謝の気持ちをお伝えすることも忘れないようにしましょう。

家族葬で香典を受け取った場合の対処法

相手の強いお気持ちからやむを得ず香典を受け取った場合でも、香典返しはお送りしましょう。香典返しは、無事忌明けを迎えることができたというご報告も兼ねているため、お送りするタイミングとしては、忌明け後一カ月以内のなるべく早い時期がよいでしょう。忌明けとは、仏教においては四十九日法要後、神道においては50日祭後となります。

「香典返しは不要」と言われた場合

家族葬で香典を辞退しているのを承知の上で香典を持参される方の中には、香典を渡す際に「お返しは不要です」とひとこと添えてお渡しする方もいらっしゃいます。また、香典袋に香典返し辞退の意向が書き添えてあることもあるかもしれません。そのような場合は、香典返しのお品物は送らずに、お礼状のみをお送りするのがマナーです。

 

家族葬の香典辞退は、失礼のないようマナーを守って伝えよう

ここまで、家族葬で香典辞退の意向を伝えるタイミングや伝え方のマナーについてお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。香典辞退の意向があれば、なるべく早めに、明確に伝えることが大切です。また、辞退の意向があっても、香典を持参される方がいるかもしれません。その方にも、失礼のないように対応することが大切です。

香典辞退についてはもちろん、それ以外のことでも葬儀でわからないことがある場合には、葬儀社の事前相談を活用するのがおすすめです。

近くて小さい家族葬では、事前相談も無料で承っています。お電話・対面・メール・オンラインなどでご相談いただけますので、まずはお気軽にご連絡ください。

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